Pink & Blue Ribbon Movement
妊娠中や誕生直後に赤ちゃんを亡くされたご家族へ、
温かい支援と理解の輪を広げるための国際的な啓発活動です。
Overview
ペリネイタル・ロス(周産期喪失)への理解を深めるために
Reality
社会の中ではタブー視されがちで語られることが少ないため、当事者は「自分だけではないか」と深く孤立してしまいます。 しかし、実際にはすべての妊娠の約15%が流産という結果になり、死産や新生児死も存在します。
この事実を知ることは、周囲が過剰に腫れ物扱いせず、適切な支援の手を差し伸べるための第一歩となります。 「語ってはいけないこと」から、「共に悲しみを受け止めること」へ。社会の意識を変える必要があります。
※一般的な医療データに基づく発生割合の目安
Perspectives
該当するタブから、各立場での見え方や必要な支援をご覧ください。
友人や同僚、親戚が赤ちゃんを亡くした時、どのような言葉をかければよいか戸惑うかもしれません。 大切なのは、問題を解決しようとするのではなく、悲しみに寄り添うことです。
今、深い悲しみと混乱の中にいらっしゃるかもしれません。 あなたの悲しみは当然のことであり、期間や程度に「正解」はありません。
無理に前を向こうとする必要はありません。怒り、罪悪感、無気力など、様々な感情の波が訪れるのは正常な反応(モーニング・プロセス)です。自分を責めないでください。
病院で、赤ちゃんの手形や足形をとったり、写真を撮ったり、髪の毛を残したりすることは、後々ご家族にとってかけがえのない宝物(生きた証)になります。迷ったら残すことをお勧めします。
周りの人に理解されない辛さを抱えた時、同じ経験をした親同士(ピア)で語り合う自助グループやカフェが全国にあります。一人で抱え込まず、繋がれる場所を探してみてください。
医療機関での最初の対応が、その後のご家族のグリーフプロセスに決定的な影響を与えます。 「ペリネイタル・ロスケア」は、身体的治療と同等に重要な医療行為です。
他の妊産婦や新生児の泣き声が聞こえない個室(ファミリールーム、別室)の用意。病室のドアにピンクやブルーのマーク(エンジェルマーク)を付け、全スタッフが状況を共有し、不用意な声かけを防ぐ体制づくりが重要です。
「赤ちゃんを抱っこするか」「沐浴をするか」「写真を撮るか」。ショック状態のご家族は判断が難しいため、「多くの方はこうされていますよ」「後から残しておけばよかったと思う方も多いです」と、優しく選択肢を提示し、家族のペースでの意思決定を支えます。
退院時が最も孤立感が高まります。退院後の電話訪問、外来での心理的フォロー、地域の保健師や当事者団体(自助グループ)に関する情報の提供など、医療機関内だけで完結しないサポート体制が求められています(厚労省ガイドライン準拠)。